1947-12-05 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第33号
飯野川町長五島三右衛門ほか五名の提出にかかるものでありまして、北上川改修工事は、明治四十四年起工以來二十箇年の歳月と一千三百余萬圓の國幣を費して完成し、本川立びに新川流域はその恩恵により荒地は沃土と化し、湖沼は開拓せられ、住民はこぞつて感謝感激しておるのでありますが、その後十数年経過の今日に至りまして、年数回の出水によりまして河床が著しく隆起し、これがために降雨期に際しては毎年流水は増大して、飯野川橋下流竝
飯野川町長五島三右衛門ほか五名の提出にかかるものでありまして、北上川改修工事は、明治四十四年起工以來二十箇年の歳月と一千三百余萬圓の國幣を費して完成し、本川立びに新川流域はその恩恵により荒地は沃土と化し、湖沼は開拓せられ、住民はこぞつて感謝感激しておるのでありますが、その後十数年経過の今日に至りまして、年数回の出水によりまして河床が著しく隆起し、これがために降雨期に際しては毎年流水は増大して、飯野川橋下流竝
總工費九十餘萬圓に對しまして、地元の負擔三十餘萬圓を支出いたしまして、起工以來二十年の歳月にわたつておるのであります。しかして昭和十一年竣功をみるに至つたのであります。その結果近隣の船舶竝びに漁業者に裨益するところが實に大なるものがあるのであります。